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MOS Excel2016スペシャリストって?
MOS(Microsoft Office Specialist)のExcelはパソコンを使ったの実技試験で、スペシャリストとエキスパートと分かれています。
スペシャリストは一般レベルの試験になります。
試験概要は?
エクセルを実際に操作して、出題された問題を解答していくことになります。
一般的な筆記試験とは全く違いますので、慣れるまでに苦労するかもしれませんね。
試験形態 | パソコンを使った実技試験 |
試験時間 | 50分 |
受験料 | 一般価格:10,780円 学割価格: 8,580円 |
開催日 | 月1,2回の全国一斉試験 随時試験 |
合格発表 | 試験終了後、その場で合否を発表 |
合格ライン | 7割前後 |
MOS Excel2016のメリットは?デメリットを紹介
事務やシステムエンジニアなどのデスクワークをされる方は、ほぼ確実にエクセルを使うことになります。
MOS試験に合格することでエクセルが使えることの証明になるため、就職活動の時に履歴書の資格欄にも書くことができますね。
またエクセルの機能を一通り学習することで、あなた自身のスキルアップに繋がります。
デメリットもあるの?
MOS試験のデメリットはお金がかかることで、受験料+対策テキスト+問題集を揃えると数万円します。
気軽に受けてみようと考えている方は注意が必要です。
この金額は1科目の話で、MOSにはエクセル、ワード、パワーポイント、アクセス、アウトルックと数多くの試験があるため、全部受験したときの金額はあまり考えたくありませんね。。。
不合格で再度受験する場合は同額の受験料がかかるため、一発合格を目指したい試験でもあります。
同じ科目を再受験するときは一定期間開けなければいけないルールがありますので、不合格になってしまったら気をつけて下さい。
スペシャリストの難易度は?合格率が知りたい
エクセル2016スペシャリストの合格率は公表されていないため分かりませんが、1000点満点中700点前後が合格の基準です。
試験問題もその都度変わるため、あなたのエクセルレベルによって難易度は変わってくるでしょう。
日常的にエクセルを使って慣れている方は
- 複数のシートやブックの操作
- 数式や関数の機能
- セルの設定や条件付き書式、入力規則
- グラフの作成や編集
- 印刷の設定
が使える項目が多いのではないでしょうか?
使いこなせない部分が多いと、難易度が高く感じることでしょう。
MOS試験は普通の筆記試験とは全く違うため、問題に慣れることが重要です。
50分間しかないため分からない問題に時間をかけずに、一通り最後まで解くことがポイントで、分からなければスキップしてしまいましょう。
時間を余らせて、最後にじっくり時間をかけることが合格に繋がります。
よくある失敗は「最初の問題に手こずってしまい時間をかけた結果、最後までたどり着けずに時間切れで不合格になってしまった」でしょう。
分からない最初の1問を捨てて、他の問題を正解すれば合格に繋がりますので、1000点を目指す必要は全くありません。
合格率は低いの?
気になる合格率は公表されていないため分かりませんが、しっかりと対策した人はほとんど合格しています。
対策本を購入して理解できれば、難しいものでもありません。
仕事でエクセルを使っているから問題ないと考えている人は、試験対策をしなければ絶対に落ちます。
しっかり勉強したのに不合格になってしまったら、勉強方法が間違っていることになりますよ。
スペシャリストの出題範囲は?
それではどんな問題が出題されるのか気になるのではないでしょうか?
公式サイトで公表されている出題範囲をご紹介します。
ワークシートやブックの作成と管理
- ワークシートやブックを作成する
- ワークシートやブック内を移動する
- ワークシートやブックの書式を設定する
- ワークシートやブックのオプションと表示をカスタマイズする
- 配布するためにワークシートやブックを設定する
セルやセル範囲のデータの管理
- セルやセル範囲にデータを挿入する
- セルやセル範囲の書式を設定する
- データをまとめる、整理する
テーブルの作成
- テーブルを作成する、管理する
- テーブルのスタイルと設定オプションを管理する
- テーブルをフィルターする、並べ替える
数式や関数を使用した演算の実行
- 関数を使用してデータを集計する
- 関数を使用して条件付きの計算を実行する
- 関数を使用して書式を設定する、文字列を変更する
グラフやオブジェクトの作成
- グラフを作成する
- グラフを書式設定する
- オブジェクトを挿入する、書式設定する
このように書くとやることが多くて不安になるかも知れませんが、購入したテキストに沿って勉強すれば問題ありません。
出題範囲に「関数」がありますが、多分数学が苦手な人だと反応してしまうでしょう。
学校で習うような難しことはやらないのでご安心を。
スペシャリストで出題される関数は?
スペシャリスト(一般)とエキスパート(上級)で、出題される関数が違いますがスペシャリストでは難しいものは出ません。
関数名から何となく機能がイメージできるものが多いため、何度か練習で使ってみれば覚えられるものばかりです。
基本的な関数
SUM、MIN、MAX、COUNT、AVERAGE
論理関数
IF
文字列操作
RIGHT、LEFT、MID、UPPER、LOWER、PROPER、CONCATENATE
数学/三角関数
SUMIF、AVERAGEIF
統計関数
COUNTIF
合格するには?勉強方法を紹介
MOSを合格するには勉強するしかありませんが、どうやって勉強すれば良いのかをお伝えしますね。
あなたはエクセルが得意なのか、パソコン自体が苦手なのかによって方法は変わります。
エクセルが得意であれば、FOM出版「よくわかるマスター MOS Excel2016 対策テキスト&問題集」を購入して独学で勉強すれば受かるでしょう。
テキストに書いてあることをしっかり理解して、問題に慣れることが合格に繋がります。
問題を見たら考え込まないで、すぐに回答できるレベルまで学習すると安心できますよ。
ただ、エクセルが不得意であっても合格したい人はいます。
そんな方には、ぜひパソコン教室に通うことをおススメします。
理由はいくつかありますが、パソコンが分からない方はパソコン用語が分からず苦労する人が多い傾向があります。
そんな疑問をすぐに解決できる環境として、パソコン教室を利用すると良いですね。
パソコン教室のメリットは
- 疑問点をすぐに解決
- 時間短縮できる
- 安心感がある
ですね。
日常では使わないような専門用語が飛び交う試験になるので、パソコンが苦手な人は専門家に聞いて学習すると良いですよ。
周りの人たちも同じように、パソコンが苦手な人ばかりなので安心して下さいね。
MOS Excel2016スペシャリストのまとめ
MOS試験がどんなものか分かって頂けたと思います。
普通の試験と違って実技試験であることがポイントで、問題慣れが必要です。
出題範囲の広さから普段からエクセルに慣れている人でも、勉強をしないと全てを理解して解答できる人は少ないと思います。
問題も実技試験になるため問題形式に慣れることがとても重要で、テンポよく回答しないと最後まで解ききれずにタイムアップでは勿体ないですよね。
問題さえ慣れてしまえば難しい試験ではありませんが、しっかりと対策をして臨む必要があります。
あなたがパソコン操作に不安を感じているならば、パソコン教室をおススメします。
パソコン教室ではMOSに合格するために、あなたに合わせた合格プランを作成してくれますので安心して学習を進められますからね。
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