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人に聞くことが恥ずかしい!と思っている男性の気持ちを汲み取って教えよう
男性は人に聞くことに抵抗がある人が多く、年を取るとその傾向が強くなります。
また、自分より年齢が下の人に対して聞くことは、恥ずかしく感じてしまうため、十分に気持ちを汲み取って教えるようにしましょう。
本人に「パソコンが分からないから聞いてる」という意識を持ってもらえると良いでしょう。
ある程度年を取ると今までの経験や固定概念があるため、それが邪魔してしまうことがあります。
この固定概念は厄介もので、パソコンはどういうもので、何ができるものかをしっかり伝えて固定概念を取り除けると良いでしょう。
若者であればパソコンに触る機会が多いため、使えないことが疑問に感じるかもしれません。
パソコンと全く接点がないと、電源の入れ方ですら不安に感じることでしょう。
その辺りの気持ちを汲み取って接していくことで、お互い上手くコミュニケーションが取れて理解もしてくれることでしょう。
間違ったからといって、そこを指摘するのではなく、さり気なく間違っているところを修正するようにすると良いかも知れませんね。
ソフトは使うものだけ、使う機能だけを教えること!余計な知識は混乱の原因
パソコン教室ではパソコンでできることを一気に詰め込んで教えてしまう傾向があります。
確かに、色々できるので伝えたいのは分かりますが、それでは頭が整理できずパンクしてしまうでしょう。
40歳以上になると新しいことを覚えるのが苦手というより、わざわざ苦労して新しいことを覚えなくても別の道があると考えてしまうものです。
まずは、簡単なところからパソコンに触れてもらうことで、苦手意識をなくしてもらい自信を付けてもらうことが最も重要なポイントでしょう。
実際に使うソフトで何をしたいかを聞くことで、やりたいことを出来るようにアドバイスしていきます。
子供と違って分からないことがあると、自分自身で解決しようと考え込んでしまい手が止まってしまうことがよくあります。
必要のない操作や機能は詳しく説明する必要はなく、本人に興味を持った時にしっかり説明しましょう。
メールは何ができれば良いか?受信メールを見て返信のやり方を教える
最低限必要な操作は、受信したメールを確認して返信ができることになります。
男性の場合は仕事でメールのやり取りもあるため、すぐにでも使えるようになりたいと思います。
そこで必要なことが受信したメールを開いて内容を確認した後、返信する操作となります。
また、新規でメールを作成して相手に送ることも必要ですね。
基本的な機能と操作をしっかり覚えてもらい、ファイルの添付などは操作に慣れてから説明すると良いでしょう。
返信の場合、引用が重要になります。
引用を知っていることでメールをやり取りする際に、過去の流れを見直さなくて済みます。
全文引用と部分引用があるので、違いやメリットとデメリットをしっかり伝えましょう。
メールの基本操作
- 受信したメールを開く
- 受信したメールに返信する
- 新しくメールを送る
印刷って簡単にできる?ソフトによって全然違うのでしっかり教えることが必要
仕事で印刷が求められる場合、WordやExcelデータを印刷することが多いと思います。
Wordはデータの見た目通りに印刷されるため、特に失敗は少ないでしょう。
Excelは少し特殊で、一枚の大きな画面を切り取って分割したものを印刷することになります。
そのため、1枚の紙に印刷できる範囲を意識しないと、印刷した時に失敗してしまいます。
ソフトによって印刷の考え方が違うことを、時間をかけて説明することを意識しましょう。
印刷の余白設定もしっかり説明しないと、初期設定では印刷されない枠が大きめに設定されているため、余白だらけの印刷物ができてしまうので注意が必要です。
印刷プレビューの見かたと余白の設定をマスターできるまで、しっかり教えましょうね。
メッセージの対応が分からない?メッセージの種類と内容を確認しよう
パソコンを使っていると突然よく分からないメッセージが表示されることがあります。
このメッセージはパソコン用語が多くて、意味が分からないため慌ててしまいますよね。
メッセージが表示されたときは、しっかり内容が理解できるまで読みましょう。
単語が分からなければ、分からない単語をインターネットで調べてみるのも手です。
その時、メッセージは消してしまわず表示させておきましょう。
あなた自身で解決できるようになることが必要なので、メッセージが出たら慌てないで対処できるように冷静になってくださいね。
今の時代スマートフォンが普及しているため、メッセージを写真で撮って詳しい人に写真を送って聞いてみるとすぐに解決できるでしょう。
メッセージには確認や警告、エラーなど様々ありますので、しっかり対応できるようになりましょうね。
インターネットで表示されたメッセージは?安易にクリックしないで確認しよう
セキュリティソフトやMicrosoftのアップデートを装ったメッセージや、本物のWebサイトに似せたログイン画面が表示されることがあります。
メッセージ通り操作すると、クレジットカード番号やパスワード、暗証番号を聞いてくる場合は注意が必要です。
少しでも怪しいと感じたときは、操作を止めて本物のサイトに電話などで確認してみて下さい。
入力してしまうと手遅れになってしまいます。
以下のメッセージが表示されたら注意してみて下さい。
- ウイルスに感染しました
- スパイウェアを検出しました
- 危険です!クリックして下さい
- ウイルスソフトをダウンロードして下さい
- Microsoftを装ったメッセージ
- クレジットカード番号、パスワード、暗証番号を入力する画面
まとめ
40歳以上の男性に対してパソコンを教える場合、どうしたら良いかをお伝えしました。
注意したいのはパソコンでできることを、一気に伝えすぎないことです。
基本をしっかりマスターしてから、次のステップに進む流れで行くことでスムーズに覚えることができますからね。