エクセルのSUMIF関数の使い方は？条件に一致した数値の合計を計算

SUMIF関数ってなに？指定した範囲で条件に一致した数値の合計を計算する関数

指定した範囲内で、条件に一致した数値の合計を計算するのが、SUMIF（サムイフ）関数です。

SUMIF関数はデータの集計時にとても役立つ関数となります。

今回はSUMIF関数を使って、条件に合う数値の合計を表示する方法を解説しましょう。

SUMIF関数の機能は？

SUMIF関数は、指定した範囲内で条件に一致する数値の合計を返す関数ですが、2つの関数を組み合わせたイメージとなります。

SUMIF関数では、条件指定に文字列の比較や、数値や日付を比較することで、合計を求めたい対象を選択することができます。

SUMIF関数の使い方を覚えるために、実例を使って解説しますね。

SUMIF関数の使い方は？書式と3つの引数を解説

SUMIF関数を使うためには、3つの引数を指定する必要がありますので、どのように使えばいいのかを解説します。

SUMIF関数の書式

SUMIF関数の書式はこちらです。

SUMIF関数に引数について解説します。

それではSUMIF関数を、実際に「関数の挿入」から使う方法でご紹介しましょう。

関数の挿入を使ってSUMIF関数を使うには？

関数を使うための基本的な操作は、「関数の挿入」を使うことになります。

関数の挿入を使ってSUMIF関数を使うには、タブの真下にある「fx」をクリックする必要があります。

キーボードから直接入力することも可能ですが、まずは関数の呼び出し方や使い方に慣れることを優先しましょう。

関数の挿入からSUMIF関数を選択

関数の挿入からSUMIF関数を使って、11月の中から果物名が「りんご」の売上の合計を表示してみましょう。

SUMIF関数の検索方法として

どちらかの方法を使うことで「関数名」に候補となる関数の一覧が表示されますので、「SUMIF」を選択してOKボタンを押します。

SUMIF関数の引数の設定

SUMIF関数の引数の画面に移動しましたら、関数の引数には以下の値を設定しましょう。

・「範囲」に「C5:C9」を入力

・「検索条件」に「"りんご"」を入力

・「合計範囲」に「D5:D9」を入力

引数が設定されていることを確認してから、OKボタンを確定しましょう。

「検索条件」は「”」で囲まれている必要がありますので、抜けていないかチェックしてくださいね。

SUMIF関数の引数「範囲」と「合計範囲」の注意点

SUMIF関数を使う場合、「範囲」と「合計範囲」の高さを同じにする必要があります。

今回は「範囲」に「C5:C9」、「合計範囲」に「D5:D9」になりますが、数字の部分が「5～9」と同じですよね？

「範囲」の5行目から9行目と「合計範囲」の5行目から9行目は合わせないと、正しい合計が求められないことがありますので注意しましょう。

SUMIF関数で「合計範囲」を省略するには？

SUMIF関数の引数「合計範囲」を省略することも可能です。

「合計範囲」を省略した場合、「範囲」で指定したセル範囲の合計を返します。

そのため「範囲」には、合計を求めるための数値が入力されている必要があります。

「合計範囲」を省略してSUMIF関数を使う方法

「合計範囲」を省略して、SUMIF関数を使う方法をご紹介しましょう。

11月の売上が500円以上となる売上の合計を、SUMIF関数を使って計算してみましょう。

・D11セルにSUMIF関数を使用

・「範囲」に「D5:D9」を入力

・「検索条件」に「">=500"」を入力

この方法を使うことで、範囲で指定したセルの中から500円以上の売上の合計を返してくれます。

エクセルのSUMIF関数まとめ

SUMIF関数の使い方について解説しましたが、指定した条件から合計を求める関数だと分かって頂けたはずです。

特に事務職などExcel(エクセル）を頻繁に使用する仕事では、SUMIF関数は欠かせません。

SUMIF関数を知っておくことで効率良く仕事ができることもありますので、ぜひ覚えておきたい関数です。

「範囲」と「合計範囲」を指定するときの注意ポイントもありましたよね？必ず高さ（セルの数値）を合わせましょう。

まずはSUMIF関数を実際に使ってみて、指定した条件通りの合計が求められることを確認してみてくださいね。

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