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MAX関数とMIN関数ってなに?最大値と最小値を表示する関数
エクセルで一覧表を扱っているとき、最大値と最小値を表示したいしたいケースがありますよね。
関数を使ったことがある人は、「きっと関数があるはずだから関数を使えば解決!」と考えるはずです。
今回は最大値と最小値を求める2つの関数についてご紹介しましょう。
・MAX(マックス)関数
・MIN(ミン、ミニマム)関数
になります。
MAX:セルの範囲に含まれる最大値を表示
MIN:セルの範囲に含まれる最小値を表示
この2つの関数を実際に使う方法を解説していきますね。
MAX関数、MIN関数はオートSUM機能から使うことができますが、オートSUMを使って2つの関数を呼び出す方法はほぼ同じになります。
そのためMAX関数はオートSUMを使う方法を解説して、MIN関数は関数の挿入から使う方法でご紹介しましょう。
MAX関数の使い方は?範囲に含まれる最大値を表示
MAX関数の使い方の前に、MAX関数をについてご紹介します。
MAX関数
指定したセルの範囲内で最大の数値を返します
MAXの書式
MAX(数値1,[数値2],…)
ポイント
・「数値1」は数値や数値を含むセルの範囲を指定します。
・セルを複数指定したい場合は、「数値2」「数値3」と「,」で区切って指定します。
・数値は最大255まで指定することが可能です。
・「数値1」「数値2」で範囲を指定することも可能です。
・数値が含まれない場合は「0」となります。
MAX関数を使うには?オートSUMからMAX関数の使い方を解説
エクセルでよく使う計算式は「オートSUM」の機能にまとめられているため、簡単にMAX関数を使うことができます。
オートSUMで使える機能は
・平均(AVERAGE)
・数値の個数(COUNT)
・最大値(MAX)
・最小値(MIN)
この5つの関数が使用できます。今回はこの中の「最大値」について、使い方を解説しますね。
<h3>オートSUMの「最大値」の使い方</h3>
国語から社会のテストの点数を対象にして、最高得点を表示します。
オートSUMの「数値の個数」を使って、MAX関数の呼び出し方を解説します。
- F4セルをクリック
- ホームタブを選択
- ホームタブ右側にある「Σ(シグマ)」記号を探してクリック。もしくはオートSUMの右側にある「▼」から「最大値」をクリック。
F4セルに「=MAX()」が表示されますが、()の内容を「C5:C9」に修正しましょう。この「C5:C9」はMAX関数の書式で、「数値1」に当たるものです。
「C5:C9」はC5セルからC9セルの範囲を意味します。
・国語の点数(C5セル)
・から(:)
・社会の点数(C9セル)
を繋げた書き方になります。エンターキーで確定すると、点数の列(C列)の最高得点の「100」を表示します。
MIN関数の使い方は?関数の挿入を使ってMIN関数の使い方を解説
MIN関数の使い方の前に、MIN関数を使うと何ができるのかについてご紹介します。
MIN関数
指定したセルの範囲内で最小の数値を返します
MINの書式
MIN(数値1,[数値2],…)
ポイント
・「数値1」は数値や数値を含むセルの範囲を指定します。
・セルを複数指定したい場合は、「数値2」「数値3」と「,」で区切って指定します。
・数値は最大255まで指定することが可能です。
・「数値1」「数値2」で範囲を指定することも可能です。
・数値が含まれない場合は「0」となります。
MIN関数を使うには?実際に関数の挿入から使い方を解説
国語から社会のテストの点数を対象にして、最低得点を表示します。
F5セルをクリック
「fx」をクリック
関数の検索をしましょう。
MIN関数の検索方法として
「関数の検索」に「最小値」を入力して検索
「関数の分類」に「統計」を選択
「関数名」に候補となる関数が表示されるので、「MIN」を選択してOKボタンを押します。
MIN関数の引数の画面に移動するので、自動で入力された数値1の内容をクリアしましょう。
数値1に「C5:C9」を入力してから、OKボタンを押します。
F5セルに5科目の点数の中で、最低点となる「70」が表示されました。
MAX関数とMIN関数のまとめ
MAX関数やMIN関数を使うことで、指定した範囲のセルに入力されている最大値と最小値を表示することができます。
この2つの関数は、表計算で使用される代表的な関数になるため、オートSUMに登録されています。
様々な場面で使用することになりますので、使い方をマスターしましょう!