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MOS 2019とMOS 2016ではどちらを受験したらいいの?バージョン選びの基準を紹介
MOS 2019のエクセル試験が開始されましたが、MOS 2019とMOS 2016のどちらを受験したら良いか迷っていませんか?
MOS資格は3つのバージョンから選択できますが、基本的には
ポイント
- バージョンにこだわりがなければ最新のバージョン
- あなたのパソコンのオフィスのバージョンに合わせる
- 試験形式で判断する
現在実施されているMOS 365&2019、2016、2013を選択する方法は3つの条件と照らし合わせて、あなた自身の環境から判断すると良いと思います。
最新バージョンのMOS試験の名称に、「365」が付くようになりました。
「Microsoft 365」から取られたもので、Microsoft 365は最新バージョンのOfficeが使える月額課金のサービスです。
MOSの最新情報の名称についてもお話しますので、MOS試験の受験を検討されている方がはぜひ最後までチェックしましょう。
MOS 365&2019で開催されている試験は一部のみなの?試験予定日を紹介
NEW
最新のMOS 365&2019については、試験が開始されてすぐの段階では試験科目もほとんどなく、受験会場があまりありませんでした。
2021年9月の時点では全科目の受験ができ、試験会場もたくさん増えていますのでご安心ください。
試験科目 | 試験状況 |
エクセル | 申込受付中 |
ワード | 申込受付中 |
パワーポイント | 申込受付中 |
アウトルック | 申込受付中 |
エクセル エキスパート | 申込受付中 |
ワード エキスパート | 申込受付中 |
アクセス エキスパート | 申込受付中 |
MOSの試験は随時試験を選択すれば、ほぼ毎日試験が開催されているのであなたの受験しやすい試験会場を探すところから始めましょう。
MOS試験には予約が必要になりますので、試験会場の選択方法はこちらを参考にして下さいね。MOS資格は全国で受験が可能で、北海道から沖縄までどこでも選択できますよ。
MOS 2016はリリースされてからの期間が長いのですべての科目の受験が可能ですが、MOS 2019についてはリリースされたばかりです。
2020年5月9日時点で受験可能な科目は、エクセルのみ一部の試験会場で受験が可能といった状況です。
ワードは5月19日から試験開始予定となりますが、そのほかの科目については未定です。
人気の高いエクセルは申込受付中ではありますが、受験可能な会場がほとんどない問題もあります。
ワードも人気が高いため早めの開催予定ですが、その他の科目は未定になります。
MOS 2019の正式名称はMOS 365&2019
今までのMOS資格の名称はOfficeのバージョンに合わせたものでしたが、今回新しく追加されたバージョンは今までと少し異なります。
そのMOSの名称は
ココがポイント
Microsoft Office Specialist Office 365 & Office 2019(MOS 365&2019)
になります。
基本的には「Office 2019」の資格となりますが、常に最新の「Office 365」が普及している国もあるため両方を取り入れた名称となりました。
実は「Office 365」は「Microsoft 365」に名前が新しくなりました。
Office 365も少し古い名称ですので、知っておくと混乱しませんね。
Office 2019とMicrosoft 365の違いは?
Microsoft 365はクラウド接続機能が利用でき、最新の機能、セキュリティ更新プログラムをなどが追加費用なしで入手できます。
支払いは月単位、年単位で選択が可能です。
Office 2019はパッケージ版としても販売されているため、1回の支払いで完結します。
ただしアップグレードオプションはないためアップグレードを検討している場合は、新しいバージョンを買いなおす必要がありますよ。
MOS 365&2019とMOS 2016で違いはあるの?
試験科目は今までと変更がありませんが、アクセスの試験レベルに変更がありました。
MOS 2016まではアクセスは一般レベルに分類されていましたが、MOS 365&2019からは上級レベルに分類されています。
それに伴いレベルの名称も変更されました。
~MOS 2016のレベル名
ポイント
- 一般レベル:スペシャリスト
- 上級レベル:エキスパート
MOS 365&2019のレベル名
ポイント
- 一般レベル:アソシエイト
- 上級レベル:エキスパート
そのため、MOS 365&2019の科目のレベル分けはこのようになりました。
一般レベル(アソシエイト) | 上級レベル(エキスパート) |
エクセル | エクセル エキスパート |
ワード | ワード エキスパート |
パワーポイント | アクセス |
アウトルック | - |
称号にも変化が?称号の取得条件の変更
MOS 2016では必須3科目+選択1科目の資格を取得することで、「マイクロソフト オフィス スペシャリスト マスター」の称号が貰えました。
MOS 365&2019では称号が2種類に増えています。
MOS Associate
一般レベル(Excel、Word、PowerPoint、Outlook)の4科目のうち3科目を取得することで「MOS Associate」の称号が貰えます。
MOS Expert
MOS Associate認定に加え、上級レベル(Excelエキスパート、Wordエキスパート、Access)の3科目のうち2科目を取得すると、「MOS Expert」の称号が貰えます。
受験可能なバージョンの試験形態の注意点
MOS試験の出題形式は2パターンあります。
MOS 356&2019の試験形態は、MOS 2016と同じ出題形式の「マルチプロジェクト」となりますが、MOS 2013に関しては、「成果物(ファイル)完成型」となります。
マルチプロジェクトってなに?
大問(まとまった大きな問い)が5~7個ほど用意されていて、1つの大問には小問が1~7個で構成された試験になります。
大問のことをプロジェクトと呼び、複数の大問があることをあらわすため、マルチプロジェクトになります。
ポイントは各プロジェクトが独立しているため、1つ目のプロジェクトの操作が2つ目のプロジェクトに影響がないことです。
成果物完成型ってなに?
ひとつの成果物(ファイル)を完成させる形式の試験です。
職場での資料作成や学校での課題製作など、実際の現場で応用できる形式の試験になります。
MOS 365&2019では新たに追加された機能が出題される
学習で使うパソコンに「Office 2019」や「Microsoft 365」がインストールされていない状況で、MOS 365&2019の受験を検討されている場合は注意が必要です。
MOS 365&2019では、Office 2016では存在しない機能が出題されます。
自宅のパソコンのOfficeは2016だけど、MOS 365&2019を合格する必要がある人は、お金がかかりますがパソコン教室をおススメします。
最新Officeに触れることができること、追加機能だけ覚えれば良いので費用が抑えられるといったメリットがあるからです。
パソコンのプロに直接教われることで、気付かなかった操作も発見できるのでスキルアップは間違いありませんよ。
追加機能は以下の通りです。
注意ポイント
- 3Dモデルデータの編集
- [変形]画面切り替え効果
- スライドズーム機能
- 新しいExcel関数
- 手書き入力用インク機能
いつ受験すると良いの?リリースから半年後
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2021年9月の時点では、どの試験科目もリリースされてから時間がだいぶ経ちました。
MOS試験の出題傾向や範囲がはっきりしてきて、問題集も充実しています。
そのため、現在狙うべきバージョンは最新のMOS 365&2019です。
MOS参考書や問題集については、こちらの記事でご紹介していますので、対策テキストをしっかりと勉強すれば合格が可能でしょう。
MOSは試験問題や出題傾向は常に変化している試験ですので、テキスト選びの注意点を挙げるなら最新のものを購入すると良いでしょう。
「パソコンが苦手。。。テキストだけでは不安」という方は、パソコン教室のMOS対策講座も併用をおススメ!短期集中でMOS試験に合格できますよ。
はじめにバージョン選びは「最新バージョン」を選択すると良いとお伝えしましたが、MOS 365&2019については注意点があります。
2020年5月9日時点で試験開始されているものがエクセルしかないため、
ポイント
- 出題傾向がはっきりしていない
- テキストがあまり販売されていない
といったこともあるので、最新バージョンがリリースされてから、半年や1年待ってからの受験をおススメします。
MOS 365&2019と2016の比較まとめ
最新のMOS 365&2019をチェックした結果、注目しておくべきポイントは
ポイント
- 2021年9月の時点で全科目受験が可能
- Access(アクセス)の難易度が一般レベルから上級レベルに変更
- 称号の取得条件の変更
- どちらもマルチプロジェクト形式で出題
となります。これからMOS 365&2019の受験を検討しているのであれば、まずは対策テキストの購入しましょう。
今回はMOS 365&2019とMOS 2016を比較しましたが、全ての試験科目がリリースされていないため比較が難しかったです。
ただし、受験するバージョン選びで迷った時の選択方法、リリース状況や試験概要は理解していただいたと思います。
1発で確実に合格したいと考えている人は、しばらく様子を見て試験の傾向がはっきりとしてから受験することをおススメします。
どうしても早く受験したい人は、MOS 365&2019と2016の出題形式が「マルチプロジェクト」と同じ形式になりますので参考にしてみると良いですね。