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ROUND関数ってなに?数値を四捨五入して指定した桁数を返す関数
ROUND(ラウンド)関数は指定した数値を四捨五入することができますが、どの桁数で四捨五入するかを指定することができます。
四捨五入は売上管理や在庫管理をしているときに、1円未満の端数のときに役立つ関数といえるでしょう。
今回はROUND関数を使って、どの桁で四捨五入するのかについて解説します。
ROUND関数の機能は?
Excel(エクセル)のROUND関数は、指定した数値を四捨五入した値を返す関数です。
四捨五入する桁は、整数部から小数部までの選択が可能。
ROUND関数は四捨五入する桁数を指定できるため、扱う数値の桁数が多い場合であっても使うことができます。
それでは使い方を覚えるために、実例を使ってROUND関数の引数について解説しましょう。
ROUND関数の使い方は?書式と引数を解説
ROUND関数を使うためには、「数値」「桁数」の2つの役割のある引数を指定する必要があります。
ROUND関数の書式
ROUND関数の書式はこちらです。
ココがポイント
ROUND(数値, 桁数)
ROUND関数の引数について解説します。
ポイント
・「数値」には、四捨五入する値を指定します。
・「桁数」には、四捨五入した後に表示される桁数を指定します。
・小数部を四捨五入したい場合は「桁数」に四捨五入する桁を指定します。
・整数部を四捨五入したい場合は「桁数」に四捨五入する桁をマイナスで指定します。
それではROUND関数を、実際に「関数の挿入」から使う方法でご紹介しましょう。
関数の挿入を使ってROUND関数を使うには?
関数を使うための基本的な操作は、「関数の挿入」を使うことになります。
関数の挿入を使ってROUND関数を使うには、タブの真下にある「fx」をクリックする必要があります。
キーボードから直接入力することも可能ですが、まずは関数の呼び出し方や使い方に慣れることを優先しましょう。
関数の挿入からROUND関数を選択
関数の挿入からROUND関数を使って「12.345」を四捨五入してみましょう。
今回は桁数に「2」を指定することで、小数第3位で四捨五入を行います。
ポイント
1.D5セルをクリック
2.「fx」をクリック
3.関数の検索をしましょう。
ROUND関数の検索方法として
ココがポイント
・「関数の検索」に「ROUND」を入力して検索
・「関数の分類」に「数学/三角」を選択
どちらかの方法を使うことで「関数名」に候補となる関数の一覧が表示されますので、「ROUND」を選択してOKボタンを押します。
ROUND関数の引数の設定
ROUND関数の引数の画面に移動しましたら、関数の引数には以下の値を設定しましょう。
・「数値」に「C5」を入力
・「桁数」に「2」を入力
引数が設定されていることを確認してから、OKボタンを確定しましょう。
ROUND関数を使うことで、「12.345」に対して小数2桁表示した場合、3桁目の「5」が四捨五入されて「12.35」が表示されました。
小数点以下を表示しない方法は?桁数に「0」を指定する
金額の計算をしているときに、割り算を使うことで小数表示してしまうことがあります。
お金に小数表示はできないため、小数第1位で四捨五入をすることになります。
この場合「桁数」には「0」を指定することで、整数表示が可能です。
整数の1の位は四捨五入可能?整数部の四捨五入はマイナス指定すること
ROUND関数の小数部分の四捨五入のやり方は分かりましたが、整数部分はできないの?と思うかも知れません。
「桁数」をマイナス指定することで、整数部の四捨五入は可能です。
具体例として「12.345」の1の位を四捨五入する場合は、「=ROUND(C8,-1)」といった感じで、マイナスで桁数を指定します。
10の位を四捨五入するには、「桁数」に「-2」を指定しましょう。
エクセルのROUND関数まとめ
Excel(エクセル)のROUND(ラウンド)関数の使い方について解説しましたが、四捨五入した値を求める関数だと分かりました。
また、四捨五入する桁数は自由に指定することができます。
特にお金の計算ではROUND関数は欠かせませんので、ぜひ覚えておきたい関数です。
ROUND関数に似た機能の
ココに注意
ROUNDUP関数:切り上げ
ROUNDDOWN関数:切り捨て
もありますが、こちらも併せておさえておくとエクセルに詳しい人だとアピールできるかも知れませんね。